高校総体1位福岡第一と広島県代表広島皆実の一戦。
第1ピリオド、福岡第一、広島皆実共にマンツーマンでスタート。福岡第一が#4重冨(周)、#5重冨(友)を中心とするブレイクから12-5とリードする。対する広島皆実はオフェンスリズムをコントロールし対抗するがシュートが決まらず。残り6分、福岡第一のブレイクで14-5となったところで広島皆実堪らずタイムアウト。タイムアウト後もリバウンドを制する福岡第一にブレイクを再三許す結果となり、苦しいゲーム展開となる。広島皆実は#9原の3P、#5倉富のドライブで得点をするが後が続かない。25-13福岡第一リードで第一ピリオド終了。
第2ピリオド、追いつきたい広島皆実だが、苦しいシュートが続き、福岡第一のブレイク、インサイドアタックを許してしまい、開始2分間で34-13に。福岡第一はリードをキープしながら少しずつメンバーを入れ替えはじめる。激しく守る広島皆実だが福岡第一#7バム、#12蔡の高さに苦しめられる。アウトサイドで勝負をしたい広島皆実だが、福岡第一のディフェンスを破ることが出来ない。福岡の第一の高さを活かした堅い守りに対し、広島皆実は攻めきれないまま前半を48-23で終える。
後半心機一転、大量得点を狙いたい広島皆実だが福岡第一#12のインサイドを止められない。残り7分で57-27となる。5分をきったところからボールに対しダブルチームを仕掛け、速い展開で攻略を試みる広島皆実は、#10深渡瀬のドライブからバスケットカウントにするも、福岡第一はあわてず加点していく。広島皆実は必死に喰らいつき72-43
第4ピリオド、足元へ入り、タイトにマークする広島皆実。オフェンスではバックドアからのレイアップと機動力で勝負に出る。しかし福岡第一の高さに苦しめられファウルも増えていく。広島皆実は残り7分、78-47となった所で後半1回目のタイムアウト。ディフェンスからオフェンスへ休むことなく動き続ける広島皆実。決して諦めることのない姿勢に少しずつ守勢に回り始める福岡第一は、メンバーを入れ替えながらゲームの修正を図る。攻め続ける広島皆実は残り2分で後半2回目のタイムアウト。タイムアウト後も激しく走り回る広島皆実だが、第3ピリオドまでの点差を覆すことは出来ず89-73でタイムアップ
最後まで劣勢を挽回しようと牙を見せつける広島皆実に対し、しっかりゲームをしろとベンチメンバーも叱咤激励する福岡第一。広島皆実の選手には惜しみない拍手を送りたい。しかしながら終わってみれば王者風格を見た気がした。