大会3日目、Cコート第1試合、東京都代表八雲学園と神奈川県代表県立旭の、ベスト8をかけた関東同士の対戦。
第1ピリオド、両チームともにマンツーマンディフェンスでスタート。八雲#4佐藤(由)のゴール下シュートで八雲が先制。対する旭は#17浜屋がジャンプシュートで決め返す。八雲は#4のジャンプシュート、#5奥山のリバウンドシュート、#7吉田ゴール下でのバスケットカウントなどインサイドを中心としたオフェンスで得点を重ねていく。対する旭はスクリーンプレイを使いながら、#6片野、#8熊谷の3Pなど、アウトサイドのシュートを中心としたオフェンスを展開していく。24-17八雲が7点リードで第1ピリオド終了。
第2ピリオド、開始早々、八雲#7の3Pが2本連続で炸裂し会場が沸き上がる。残り8分30-17八雲は旭を引き離しにかかる。対する旭も#12澁谷の3Pで応戦するが、八雲#5のゴール下、#7の3Pが決まり、残り7分35-20となったところで旭がたまらずタイムアウト。その後、落ち着きを取り戻した旭は、#9平野がゴール下シュートと3P を連続で決め、息を吹き返す。対する八雲は#8佐藤(陽)がスティールからのレイアップシュート、#7が本日4本目となる3P を沈め、簡単には主導権を渡さない。なんとか点差を縮めたい旭は、残り4分、#5安彦の3P、#9のジャンプシュートが決まり、39-30と点差を一桁にし、追い上げムード。さらに旭は#17、 #8が意地でバスケットカウントを沈め、両者一歩も譲らず、47-39八雲が8点リードで前半を折り返す。
第3ピリオド、追いつきたい旭はスクリーンプレイから#7楠本のゴール下、#8の華麗なジャンプシュートで残り8分、49-43と6点差にする。さらに、旭はオールコートでディフェンスのプレッシャーを強め八雲のミスを誘い、49-45と4点差まで詰め寄る。しかし、八雲は#4、#10材津がドライブから落ち着いてシュートを決めていく。旭も#4菊地が3Pで応戦するものの、八雲は#4のターンシュート、さらに#7、#8が連続でバスケットカウントを決め、残り5分62-50と再び点差を二桁とする。さらに八雲はインサイドにどんどんボールを集め、攻撃の手を緩めない。77-59八雲が点差を広げ最終ピリオドへ。
第4ピリオド、旭はオールコートのディフェンスを強め、八雲のミスが続く。旭は#4の3Pやバックドアプレイなどで懸命に追い上げを図る。対する八雲は#5と#7のハイロープレイや、#5のインサイドプレイで得点を重ね、旭を突き放す。残り7分83-64となったところで旭がタイムアウト。その後、旭は#7が気合いのバスケットカウント、さらに#8のジャンプシュートが決まり、最後の気力を振り絞りながら果敢に攻めていく。残り2分、93-77で旭がタイムアウト。その後、旭は#8の鮮やかな速攻やオールコートの粘り強いディフェンスで追いすがるも万事休す。最終スコア99-89で、高さとシュート力を見せつけた八雲学園が粘る旭を振り切り、ベスト8に進出した。敗れはしたものの、最後の最後まであきらめない旭の選手たちの姿は、見る者すべてに感動を与えた。終始、点の取り合いで大変見応えのある素晴らしい好ゲームであった。