3年連続出場山口県代表の県立豊浦と2年連続出場群馬県代表の前橋育英の初戦突破を賭けた戦い。
第1ピリオド、豊浦は3-2ゾーン、前橋育英はハーフコートマンツーマン。出だし豊浦は#13甲斐と#4田中が立て続けに得点、対する前橋育英も#4相川がフリースローを決める。豊浦はディフェンスを変化させながらテンポ良く得点するも、前橋育英#18萩原がゴール下で連続得点、残り2分を切って12-14前橋育英のリード。その後前橋育英#5黒岩が決めれば、豊浦は最後に#12阿部が決め返し第1ピリオド14-16で前橋育英がリード。
第2ピリオド。豊浦#13のゴール下で同点としたあとオールコート2-2-1を仕掛ける。中盤はお互いの一進一退の攻防が続き、残り5分19-21で前橋育英のリードのところで豊浦タイムアウト。流れは変わらずお互い抜け出せない状況が続く中、次は前橋育英のタイムアウト。結局最後までお互い拮抗した攻防で得点差変わらず27-29で前橋育英が2点差のリードで終える。
第3ピリオド。どちらが先に引き離すか、ピリオド序盤。豊浦#15高橋のミドルシュートが決まり同点に。豊浦オールコートゾーンプレス、前橋育英はハーフコートマンツーマン。お互いなかなか得点が奪えないロースコアな展開。ここで豊浦#14上田のバスケットカウントが決まりリードを奪う。しかし前橋育英も速攻から#7瀧が決め返す、すると豊浦#4もバスケットカウントを決め、得点が動き出す。豊浦最後の攻撃を#12が決め42-37で豊浦が逆に5点のリードを奪い最終ピリオドへ。
第4ピリオド、前橋育英#7のミドルシュートからスタート。前橋育英が残り7分43-39でリードをされる中、タイムアウトで流れを引き寄せようとする。前橋育英は#18が何とかゴール下で得点。だが豊浦#4がここでバスケットカウント。すると今度は前橋育英#13津久井が連続で得点し残り4分45-45の同点に。残り1分25秒、豊浦#4がジャンプシュートを決め2点のリード。ここで前橋育英のタイムアウト。タイムアウト後、前橋育英が攻撃に失敗し、逆に豊浦に速攻で得点を奪われる。苦しい状況になった前橋育英はファールゲームに持ち込むが得点届かず、残り1分を切っての攻防を制した豊浦が53-46でこの競り合いの試合に苦しみながら勝利し、2回戦進出を決めた。豊浦の2回戦の戦いに期待すると共に、3年生がいない若いチームながら見事な戦いを演じた前橋育英の健闘も称えたい。