24日Aコート第2試合、2回戦が初戦となる栃木県代表の作新学院と、前日、延長の末に県立足羽に競り勝った三重県代表のいなべ総合学園の一戦。
第1ピリオド、両チームのディフェンスはハーフコートマンツーマンで始まる。立ち上がり作新学院は、#12須永が1on1を仕掛け、ターンシュートを決める。いなべ総合学園も#5平野が落ち着いてシュートを決める。5分が過ぎてもお互い点が伸びず、4-6のロースコアの戦いとなる。そんな流れを変えたのが、いなべ総合の#5のバックシュート。カウントワンスローも決めて4-9とすると、#4蛭川の3P、#7橋本の2P、と連続得点を決める。残り2分42秒、作新学院はタイムアウトをとり、フリースロー後に1-2-2のオールコートゾーンプレスを仕掛ける。残り10秒を切って#6中野が2Pを決めるが、いなべ総合学園が8点リードの8-16で第1ピリオド終了。
第2ピリオド、始まってすぐに作新学院#6のドライブからジャンプシュートが決まると、#5高濱のジャンプシュート、#10丸山の3P、2Pと気持ちよく点を重ねる。一方、いなべ総合学園は、チームの中心の#5が2回目のファールとなり、交代。しかし、途中出場の#9伊藤、#15橋本がゴールに向かい点を決め、作新学院の追撃を許さない。残り1分40秒となったところで、作新学院が前半2回目のタイムアウト。粘り強いディフェンスでいなべ総合学園に苦しいシュートを打たせるも、ディフェンスリバウンドがとれずオフェンスのチャンスを与えてしまう。残り15秒を切って、いなべ総合学園の#4の3Pが決まり、いなべ総合学園9点リードの20-29で終了。
第3ピリオド、いなべ総合学園は落ち着いたパス回しで#4、#12加藤が3Pを決める。一方の作新学院は、オールコートゾーンプレスからハーフコートマンツーを仕掛けミスを誘い、ディフェンスからオフェンスのリズムを作る。#4、#6が3P、#10がジャンプシュートを決めて、食らいつく。終了間際、いなべ総合学園の合わせのプレイで#10がバックシュートを決めて、点差を13点にする。35-48で第3ピリオド終了。
第4ピリオド、いなべ総合学園の最初のプレイで#4がトップドライブからバスケットカウントをもらい、作新学院を引き離しにかかる。作新学院は、いなべ総合学園のマッチアップゾーンに思うようにシュートを打たせてもらえない。それでもタイムアウト後にはパスを回しながらディフェンスを崩し、#12がジャンプシュートを決める。残り4分、作新学院#8小嶋の0度の3Pが決まり流れに乗りたいところであったが、いなべ総合学園の#15が強気な1on1を仕掛けて得点、流れを渡さない。その後も、残り1分には、#13田中がゾーンプレスを突破してレイアップシュートを決めるなど控え選手も活躍する。
両チームともリバウンドを狙い、ルーズボールを追いかけ続ける戦いとなったが、リバウンドをより多く支配した県立いなべ総合学園が47-72で3回戦に駒を進めた。