昨年の覇者明成高校が早くも1回戦に登場。相手は尽誠学園高校と好カードである。
第1ピリオド、両チームともマンツーマンディフェンスで開始。明成#7庄司がミドルシュートで先制、尽誠#10高岡がフリースローを2本決めて応戦する。すぐさま尽誠#4松本がドライブイン、#5前山が3Pを決め7-2とリード。明成シュートが決まらない時間が続き、尽誠が流れを引き寄せる。ミスの続く明成に対して尽誠#8古谷、#15上田が連続得点で11-4とする。明成#14江戸保、#7が入れ返し11-8と詰め寄るが、尽誠#8が3Pをねじ込み14-10のロースコアで終了。
第2ピリオド、尽誠ボールでスタート。尽誠#4、#17大田が連続してカットインを決め20-10と突き放しにかかるが、硬さの取れた明成は徐々に得点を重ね開始3分20-17とリズムが出てくる。明成#7の3Pや8#八村のゴール下で一気に同点、そして明成#7が3P連続して決め逆転と激しく得点が動く。尽誠#9中本が3Pを決めるも3分をきったところで尽誠タイムアウト、得点は27-31明成リード。直後尽誠#4が得点し同点、一進一退となる。尽誠はディフェンスを1-2-2ゾーンに切り替えゲーム展開に変化をつけたが、結局38-38の同点終了。終盤は尽誠#4の1対1からの得点と明成#8のリバウンドからの得点で会場は一気に盛り上がった。
第3ピリオド、尽誠ボールでスタート。尽誠#15がフリースローを2本決め、明成#7、尽誠#4が3Pを入れ合うと、第2ピリオド終盤同様激しく得点が動き出す。3分明成#6相原のゴールテンディングと高校生離れしたプレイに会場はヒートアップ。中盤明成のファウルが続きフリースローを尽誠はきっちり決め、#5の3Pで一気に離しにかかる。堪らず明成53-43でタイムアウト。尽誠オールコートゾーンプレスから勢いづき、#8の3Pで点差は13点と広がる。明成はミスが続き流れを変えることができない。残り30秒で明成#6が5ファウルで退場。尽誠は着実に得点を重ね61-48尽誠リードで終了。
第4ピリオド、明成ボールでスタート。直後明成#10田中、#7が連続して3P決め61-54と7点差に詰め寄る。当りの強くなった明成ディフェンスに尽誠は連続して得点できない。明成#10の連続得点で4点差にするも、ミスがでたところで開始6分明成早めにタイムアウト。得点は63-59尽誠リード。その後尽誠#5が3Pを決め68-60で明誠続けて2回目のタイムアウト。流れを変えたい明成だがファウルとミスが続き勢いを取り戻せない。逆に、ボールへの執着心を随所に見せ尽誠はゲームをコントロールする。結局このピリオド、出だしは明成が流れを変えるいいスタートを切ったが、中盤から最後まで流れを譲らなかった尽誠が昨年の覇者明成を81-68と破り、2回戦に駒を進めた。