1回戦。第1ピリオド。中津北はオールコートマンツー、開誠館はハーフマンツー、オールコートマンツーとオールコートゾーンプレスの併用でスタート。#4陽本など、開誠館のスピードあふれるドライブを中津北は止めることができないが、徐々に対応していく。6－12となった残り1分で、中津北がタイムアウトをとる。リバウンドボールを積極的に取りにいく#7畑中のプレイから#4清本のジャンプシュートで中津北が追いつこうとするが、第1ピリオド終了。8―14開誠館リードで終わる。
　第2ピリオド。開誠館のナイスカバーディフェンスにより、中津北はいいシュートで終わることができない。その中でも中津北#4がターンシュートを2本決めるなど、大事なところでチームを引っ張っていく。開誠館も#4を中心に速いパッシングとドライブで巧みにノーマークを作ってゆく。残り5分、じわじわと離される中津北がたまらずタイムアウトをとる。中津北のディフェンスに勢いが出て、ミスが多くなった開誠館も残り4分すぐにタイムアウト。中津北のオールコートゾーンプレスが効いて追い上げムードになるも、開誠館#4の3Pブザービートにより、前半を20－30開誠館リードで折り返す。
　第3ピリオド。互いにディフェンスが光り、一進一退の攻防となるが、残り7分、じわりじわりと離されつつある中津北が22－36でタイムアウトをとる。それでも流れは変わらず、残り3分28－46で再度タイムアウト。ディフェンスの激しさが増し、守り合いの展開となるが、スクリーンからパッシング、モーションの速いロングシュートが決まる開誠館がリードを広げ、28－49で第3ピリオドを終える。
　第4ピリオド。中津北#7の3Pやアシストで点数を重ねるが、開誠館の勢いを止めることができない。#4が3Pを3本決め、#10石牧の1対1が決まり、31－64となった残り5分で中津北がタイムアウト。必死のルーズボールと速攻の走りで、中津北が最後の頑張りを見せる。#5中春が3Pを決めて盛り上がるも、#4を中心とした開誠館のオフェンスの動きが止まることはなく、迷いなくリングへ向かっていく。スピードとシュート力の勝った開誠館が41－71で勝利をおさめたが、40分コートの中を駆けまわった両チームのファイトに試合終了後大きな拍手が沸き起こった。