第1ピリオド、両チーム共にマンツーマンでのスタート。山形市立商業はスクリーンを使ったセットプレイから#6小鷹の1on1、#4佐藤の3Pから#7大川がオフェンスリバウンドに果敢に飛び込みボールを支配する。一方佐賀聖和も#15岡田のゴール下、#4吉岡の1on1で対抗するが、高さのあるディフェンスになかなかシュートが決まらず苦しい展開となる。佐賀聖和は中盤にブレイクから#13大内がレイアップを決め流れに乗りかかるが、山形市立商業の#4の1on1、#7の高さのある力強いリバウンドショットに苦しめられる。残り2分で山形市立商業#4が2連続3Pを決め、佐賀聖和のファウル、ターンオーバーが続き、残り30秒でたまらずタイムアウトを取るが流れは変わらず、23-10で第1ピリオドが終了する。
第2ピリオド開始、山形市立商業は高さのあるリバウンドから早いテンポでシュートを打ち、#4、#6が高確率でジャンプシュートを決める。佐賀聖和は#4、#5麻生を中心に1on1で対抗するがシュートを決めきれず、6分間得点がない状況となる。ゾーンディフェンスにしてリズムを崩そうとするが山形市立商業のシュートが高確率で決まる。佐賀聖和は終盤#15、#10三津山の1on1からシュートを決めるが、42-14と差を付けられて第2ピリオドが終了した。
第3ピリオド開始直後、佐賀聖和はセットプレイから#13がステップインシュートを決める。佐賀聖和は山形市立商業の高さのある飛び込みで、ディフェンスリバウンドがなかなか取れない中、苦しみながらもねばりのあるディフェンスから相手のミスを誘いリズムをつかむ。オフェンスも動きが良くなり#10の3P、#9松本の1on1から連続得点を決める。一方山形市立商業は少し集中力が途切れる場面も見られたが、困った時に#4、#6が1on1、#8山田が3Pと、得点を確実に決める。佐賀聖和は#17宮田の3P、#9の激しいディフェンスからのレイアップシュートなど思い切ったプレイが随所に見られた。ゾーンディフェンスでも相手を撹乱し、残り1分、#5の3Pが決まり、リズムの良いハツラツとしたプレイが見られたが63-32で第3ピリオドが終了。
第4ピリオド、佐賀聖和は#4のジャンプシュート、#9の3Pとリズムよく始まり、オールコートマンツーマンでプレッシャーをかける。しかし山形市立商業も、高さのある#12庄司がリバウンドショット、#9後藤が大事な場面で3Pを決める。佐賀聖和は残り3分#13のバックシュートがバスケットボールカウントになりチームを盛り上げる。残り2分にも#9が連続3Pを決め、会場を沸かせた。しかし、1試合通して果敢な1on1から確実にショットを決め、力強くリバウンドを支配した山形商業が2回戦に駒を進めた。