4年ぶりの出場となるシード校神奈川県代表桐光学園と2年連続22回目の出場で初戦を突破し勢いをつけて2回戦に臨む兵庫県代表育英高校との対戦。
第1ピリオド。桐光学園、育英ともにマンツーマンディフェンス。まずは桐光学園#5新田のレイアップシュート。対する育英は#6井上がフリースローを決める。桐光学園が速い展開から決めれば育英はしっかりと攻撃を組み立てる序盤。桐光学園#5の3Pが決まるがすかさず育英#6の3Pと#5濱田も2連続3Pを決め返すと桐光学園はたまらずタイムアウト。残り4分9-19で育英のリード。桐光学園はセットオフェンスがなかなか決まらない中、育英は中外とテンポ良く得点を重ねる。育英のリズムのままピリオドを終了。11-26と育英が15点のリードを奪う。
第2ピリオド。何とか流れを変えたい桐光学園だが、シュートが決まらず重たい展開が続く、桐光学園のミスも重なり育英は一気にその差を広げ、完全に流れを掴んだかに見えた。しかし、桐光学園も徐々にシュートが決まり始め反撃開始。残り4分、22-35と桐光学園が点差を縮めたところで育英のタイムアウト。桐光学園のディフェンスが厳しくなり育英がなかなか攻められなくなる。桐光学園は#17宮本などの活躍によりリズムが戻ってきたが、育英も流れを渡すまいと意地のプレイを見せお互い一歩も譲らない展開。結局27-44と17点育英がリードするもこのピリオドはほぼ互角の展開。
第3ピリオド。大応援団の後押しを受け早く追いつきたい桐光学園に対し、慌てずに試合を運びたい育英の後半が始まる。お互い変わらずマンツーマンディフェンス。まず先に桐光学園#4田代が速攻を決めると育英も連続得点、ここから点の取り合いが始まりお互いのプレイも激しさを増す。育英は#6を中心に得点を積み重ねるが桐光学園も#4、#6東山などが3Pを決め意地を見せる。桐光学園が一桁得点差まで縮めるかに見えたが育英もそれを許さず、最後は50-64と桐光学園がその差を縮め勝負の最終ピリオドへ。
第4ピリオド。桐光学園#5が3Pを決めると、#17もゴール下を決め、ついにその差が一桁に。ここから更に試合はヒートアップする。残り3分で67-74育英が7点リード。育英#11山路が決めると桐光学園のターンオーバーで育英#4藤本が得点、逆にその差を11点差とする。ここで桐光学園がタイムアウトを取り勝利へ望みを繋げるが育英も落ち着いて試合を運びそのまま試合終了。桐光学園は必死の追い上げを見せたが序盤の得点差が響き追いつくには至らなかった。一方育英は#4が終始落ち着いて試合をコントロールし見事であった。結局74-83で育英の勝利。育英の明日のメインコートを賭けた戦いに期待すると共に、最後まで大応援団を背に意地を見せた桐光学園の戦いに拍手を送りたい。