「JX-ENEOSウインターカップ2016　平成28年度 第47回全国高等学校バスケットボール選抜優勝大会」は、1日早く女子は最終日を迎えました。決勝戦は桜花学園(高校総体1位)が、67-65で岐阜女子(高校総体2位)を下し、2年ぶりの王座奪還。通算21回目の優勝は、男女を通じて大会最多優勝回数を更新しました。男子準決勝は福岡第一(高校総体1位)と東山(高校総体2位)が勝利し、インターハイと同じ顔合わせとなり、日本一を決めます。

　昨年同様、岐阜女子が巻き返す展開となりましたが桜花学園が振り切り、日本一に返り咲き、高校3冠を達成しました。桜花学園のキャプテン④馬瓜 ステファニー選手は、「昨年の負けからここまでしっかり勝つことができてすごくうれしいです」と話し、選手たちはリベンジできたことを喜ぶとともに、次のステップにつなげていきます。惜しくも敗れた岐阜女子の安江 満夫コーチは、「日本代表が一人もいないですが、きちんと目標設定すればここまで来られる。試合には負けましたが、選手たちの成長率は誇りに思います」と話す通り、立派に戦った選手たちに惜しみない拍手が送られました。

■女子大会結果
優　勝　桜花学園(2年ぶり21回目)
準優勝　岐阜女子
第３位　昭和学院
第４位　大阪薫英女学院

■女子ベスト5
#4 馬瓜 ステファニー(桜花学園 3年)
#9 山本 麻衣(桜花学園 2年)
#7 ディヤイ ファトー(岐阜女子 3年)
#8 赤穂 ひまわり(昭和学院 3年)
#5 髙原 春季(大阪薫英女学院 3年)

　実力が拮抗する男子準決勝ゆえに、ダブルオーバータイムまでもつれ込んだ福岡第一(高校総体1位) vs 帝京長岡(新潟)。オーバータイムに入る前、「僕らの方が練習しているし、絶対に走り勝てる」と選手たち自身が話し、自信を持って臨んだことで89-78と福岡第一が勝利を掴みました。

　ともに初の決勝進出を懸けた北陸学院(石川) vs 東山(高校総体2位)戦。
「インターハイと、混成チームではありましたが国体でも対戦していた相手なのでやりにくい部分もあった」と東山の大澤 徹也コーチが言うように、競った展開となった前半。しかし後半に対応した東山が突き放し、89-70で勝利。大澤コーチが、「夏(インターハイ)に悔しい負け方をしているのでなんとかここを目標としてきた」という福岡第一にリベンジする機会を手にしました。

　1週間にわたって熱戦を繰り広げてきた「JX-ENEOSウインターカップ2016」。6年ぶりに決勝進出を果たした福岡第一は11年ぶりの頂点を目指し、東山は初優勝とともに夏の悔しさを晴らす優勝決定戦。明日12月29日(木)の男子決勝戦は、「BSフジ」と「J SPORTS」にて生中継されます。

■男子3位決定戦
10:00～　帝京長岡(新潟) vs 北陸学院(石川)

■男子決勝戦
12:00～　福岡第一(高校総体1位) vs 東山(高校総体2位)

　明日12月29日(木)はすでに指定席は完売となっています。
　JX-ENEOSウインターカップ2016の観戦チケットは、ローソンチケット他にて、12月29日(木) 12:00まで前売券を発売しています(売切次第終了)。
　明日の当日券は8時30分より会場窓口にて販売開始し、開場時間は9時を予定します。ぜひ会場で、熱い声援をよろしくお願いします。