今大会ベスト4の最後の一枠を決める戦いは、昨年の準優勝茨城県代表土浦日大対初のベスト4を狙う石川県代表北陸学院の対戦となった。
第1ピリオド、両チームマンツーマンディフェンスでスタート。土浦#10高原のドライブで先制するも、北陸学院も#13清水の3Pで応戦、開始早々点の取り合いとなる。残り7分には土浦#5杉本の3P、#10の速攻と連続ゴールで土浦7-3とリードする。しかし、北陸学院は残り5分#7高田が二本連続で3Pを決め、8-9と北陸学院逆転する。北陸学院は土浦の絶対エース#5を徹底的にマークし、シュートミスを誘いリズムを掴む。その後は北陸学院#12大倉と土浦#5の点の取り合いとなる。残り1分土浦のオフェンスのイージーミスに乗じて北陸学院が連続ゴールを奪い、残り13秒には#12の見事な1on1が決まり16-27とリードを広げ第1ピリオドを終える。
第2ピリオド、開始早々土浦#5が3Pを決めるも、北陸学院も#12が3Pを返し、両チームのエースが試合を引っ張る。その後、土浦は北陸学院の執拗なディフェンスを攻めあぐみ、残り6分20-32となり、たまらずタイムアウトを取る。その後土浦はディフェンスの当たりを強くし北陸学院のオフェンスミスを誘い、残り3分には24-34の10点差とする。しかし北陸学院は#12、#7の連続ゴールで39-24と土浦の追撃を断ち切る。北陸学院はディフェンスをマンツーとゾーンをチェンジングしながら、土浦にプッレシャーをかける。前半終わって31-44で北陸学院リードとなる。
第3ピリオド、土浦は#10、#5、北陸学院は#12とこのピリオドも点の取り合いとなる。残り7分36-47で北陸学院リード。その後土浦は#4菅原、#10の連続ゴールで40-47となる。すかさず北陸学院タイムアウトをとる。タイムアウト後、北陸学院は#12のミドルと#13のドライブが決まりペースを引き戻す。残り5分42-53で北陸リード。その後試合は一進一退の攻防が続き、お互い一歩も引かぬ試合展開でペースが目まぐるしく変わる。残り1分53秒50-58で土浦タイムアウトを取る。タイムアウト後、北陸学院#12、土浦#10がそれぞれシュートを決め、53-60で第3ピリオドを終える。
第4ピリオド、土浦はディフェンスをオールコートプレスに変化させペースを掴もうとするが、北陸学院は慌てずしっかりボールをコントロールし、土浦のファールを誘い、勢いを止める。残り5分60-68と点差は変わらず。残り4分には北陸学院#4小室が粘り強いリバウンドから、ゴール下のシュートをねじ込み60-70とする。残り3分北陸学院#12の3Pが決まり62-75で土浦たまらずタイムアウトを取る。その後も北陸学院はしっかりしたディフェンスに裏づけられた、コントロールバスケットで崩れることなく試合を支配し、65-80とベストゲームを展開し初のベスト4を勝ち取った。