ウィンターカップ2016、女子準決勝第1試合。高校総体覇者の桜花学園と、6年ぶりにウィンターカップベスト4進出を決めた大阪薫英女学院との一戦。
　第1ピリオド　両チームともにマンツーマンディフェンスでスタート。序盤、両チームともに硬さがみられ、お互いシュートが決まらない。開始3分、ようやく桜花#4馬瓜のゴール下シュートが決まり、桜花が先制。対する薫英も、#6峰晴が3Pをすぐさま決め返す。桜花は#8佐古の3P、#4のゴール下シュートが決まり、7-3と桜花がリード。追加点を奪いたい薫英だが、桜花の厳しいディフェンスに苦しみ、思うようにシュートを決めることが出来ない。桜花は#4のインサイド、#8の3P、#6赤木の速攻が決まり、残り2分3秒、14-3桜花リードで薫英がタイムアウト。流れを変えたい薫英は#4金田がジャンプシュートを決めるも、桜花#4がジャンプシュートを2本連続で決め、点差を広げる。18-5桜花リードで第1ピリオド終了。
　第2ピリオド　なんとか点を取りたい薫英は、スクリーンプレイや#5高原のポストプレイ、#6の1on1などで攻めるが桜花の厳しいディフェンスや高さに阻まれ得点が奪えない。その隙に桜花は#10梅沢や#4のゴール下シュートが決まり得点を重ねていく。残り6分56秒、26-5桜花リードで薫英がタイムアウト。その後、薫英は#4のフリースロー、さらに#5高原の1on1、#6が3P を決め、薫英は少しずつリズムを掴み始める。残り2分、佐古が本日3本目の3Pを決め、33-12と桜花は点差を広げる。薫英は#4が積極的に攻め込み桜花のファウルを誘い、FTで得点を重ねていくが、終了間際、桜花#6の巧みな1on1が決まり、37-14桜花がリードを広げて前半を折り返す。
　第3ピリオド　桜花は#7粟津のジャンプシュート、さらに#4の速攻で桜花が薫英を一気に突き放す。これ以上離されたくない薫英は、オールコートでプレッシャーをかけ、桜花のミスを誘い、少しずつ流れが薫英に傾く。薫英は#7奥のジャンプシュート、#4のシュートが連続で決まり、必死に追いかける。対する桜花も#4、#10のインサイドにボールを集め、応酬する。薫英は#6や#5が積極的に1on1を仕掛け、桜花のファウルを誘い、得点を重ねる。残り4分、薫英#5のリバウンドシュート、さらに#17鈴木と#7の3Pが連続で決まり、薫英応援団が盛り上がる。残り2分25秒、53-34となったところで桜花がタイムアウト。しかしその後も、薫英の勢いは止まらず、薫英#6のドライブ、さらに#5が1on1から2本連続でシュートを決める。薫英がこのピリオドだけで桜花から26点を奪い、55-40と猛追を見せ、最終ピリオドへ。
　第4ピリオド　桜花は#4がポストプレイからバスケットカウント、さらに速攻を連続で決め、再び薫英を突き放しにかかる。対する薫英も#7が1on1で決め返す。さらに、薫英は#5のポストプレイが決まり、流れを引き寄せたいところだが、残り6分10秒、桜花#6が3Pをピシャリと沈め、65-45となったところで薫英がタイムアウト。なんとか点差を縮めたい薫英だが、桜花#9が鮮やかなドライブ、さらに#15藤本がジャンプシュートを決め、71-46と逆に点差が開いてしまう。後がない薫英は#5が意地のドライブからバスケットカウントを決め必死に食らいつく。残り4分、薫英は#13福島が3P、さらに1on1からシュートを連続で決める。それに続くように薫英は#12山岡がリバウンドシュートや1on1を連続で決め、最後の追い上げを図る。しかし、桜花は慌てることなく、#10のインサイドプレイ、#13佐藤がスティールからシュートを決め、最終スコア81-57で、桜花が昨年のリベンジを果たすべく、決勝進出を決めた。