男子ベスト8を決める一戦。今大会台風の目と評される北陸学院の闘い方が注目される。
第1ピリオド、先制したのは北陸学院、絶対的エース#12大倉のドライブからのミドルが決まる。その後、北陸学院の連続ゴールで残り7分6-0とリードするが、浜松学院#8石川が3Pを返し6-3とする。両チームともマンツーマンデイフェンスに対し強力な1on1の攻防で見ごたえのあるゲームとなる。残り4分9-5で北陸学院リード。残り3分、浜松学院#6青島のドライブが決まり13-5となったところで、浜松学院たまらずタイムアウトをとる。しかし、浜松学院は連続でオフェンスのミスが続きペースを帰ることが出来ず、24-13と北陸学院リードで第1ピリオドを終わる。
第2ピリオド開始早々、北陸学院#12の3Pが決まり27-13とすると、果敢なディフェンスから相手のミスを誘い、残り7分には#7高田の3Pが決まり一気に34-13の大量リードを奪う。一方、浜松学院はタイムアウトをとり強いあたりのディフェンスでペースを変えようとするが、北陸学院はガードの#13清水が慌てることなくボールをキープし、インサイドからアウトサイドの合わせなど多彩な攻めを見せ、残り4分には38-21とする。しかし、浜松学院も#13田中、#9横山が連続でゴール下のシュートを決め、残り16秒で44-31とする。しかし、残り4秒、北陸学院の#12に対し浜松学院#5ダシルバがブザーと同時にファールを犯しフリースロー。1本決まり45-31の北陸学院リードで前半を終わる。
第3ピリオド、速いペースに持ち込みたい浜松学院に対し北陸学院はコントロールしながらゆったりしたペースでオフェンスを作る。お互い一進一退の攻防が続き、残り6分には54-37と北陸学院が17点差とする。その後も浜松学院のベンチは高速バスケットの指示をだし何とか追いつこうと試みるが、北陸学院に上手くコントロールされ、60-46の14点差で第3ピリオドを終える。
第4ピリオド、北陸学院は粘り強いディフェンスとリバウンドで残り8分、連続ゴールを決め62-50とし意地を見せる。しかし北陸学院も3Pを入れ残り6分には67-52とする。5分北陸学院#4小室の3回目のファールで北陸学院タイムアウトをとる。その後、浜松学院はオールコートプレスにディフェンスを変化させボールを奪い3分には67-59の8点差とする。2分には浜松学院は、3Pとゴール下のシュートで69-64とする。残り1分、北陸学院#12のドライブが決まり71-64とすると、すかさず浜松学院タイムアウトをとる。しかし、無念にも浜松学院スローインからプレイは失敗に終わり、リバウンドは北陸学院が支配、その後は浜松学院のファールゲームとなり、着実にフリースローを決めた北陸学院が75-68で勝利を収めた。