Aコート第3試合、男子3回戦、これまで順調に勝ち進んできた宮崎県代表延岡学園と2回戦第4シードの福島南を延長戦で下した京都府代表洛南とのベスト8をかけた戦い。
第1ピリオド、延岡、洛南お互いマンツーマンでスタート。洛南#10津田、7久納、5津屋の連続シュートで0-6とリードし、良いスタートを切る。対する延岡は#14榎田の3P、タップシュートで5-6とするが、洛南は#4柳川が連続得点し流れを渡さない。延岡は洛南のディフェンスを崩すことができず苦しい展開。その隙に洛南は得点を重ねていく。11-19洛南がリードして第1ピリオド終了。
第2ピリオド、両チームともシュートチャンスを作るものの決定打に欠ける。残り6分20秒、延岡1回目のタイムアウトを取り、流れを作る。その後、延岡#14のジャンプシュート、#5ママドゥのタップシュートを決めて17-24と点差を縮めていく。残り5分9秒、今度は洛南がタイムアウトで流れを止める。洛南はディフェンスを1-2-2のゾーンに変えると、オフェンスも機能し始め#4の3P、#10の連続得点、更には#13田中の3Pで21-34と徐々にリードを広げていく。これ以上リードを広げられたくない延岡は2回目のタイムアウト。ディフェンスも2-3のゾーンに変えるが、洛南は慌てることなく得点を重ねていく。26-41洛南が15点リードして第2ピリオド終了。
第3ピリオド、立ち上がりから両チームともディフェンスで踏ん張り、なかなか得点につながらない。延岡は残り5分にディフェンスを2-3のゾーンに変えるが、変わった洛南#13が連続して3Pを沈めて点差を縮めさせない。しかし対する延岡も#13渡辺、#14の3P、更に連続して得点し、45-54と点差を一桁に縮めて第3ピリオド終了。
第4ピリオド、出だし洛南#4、#6福島の3Pで45-60と再び15点差とするが、延岡#7池浦、#13を中心に得点し、更に#14の3Pで6点差と迫る。残り5分25秒流れを変えたい洛南はタイムアウトを請求する。洛南はオールコートでプレッシャーを与えるが、延岡#13が落ち着いて3Pを決めて、57-60と三点差とする。残り2分、またもや延岡#13の3Pが決まり、64-64の同点に追いつくが、洛南#4が決め返し64-66、直後延岡#5がバスケットカウントですぐさま同点に追いつく。その後、両チーム共に得点できず我慢の時間帯が続く。残り15.9秒、洛南#5がファウルを貰い、フリースローを得るが2本目をはずし66-67の1点差で延岡ボールとなる。最後のワンプレイ、延岡#14がシュートしたボールをブロックされるが、空中にあるボールをタイムアップのブザーと同時に延岡#7がタップシュートを決め、68-67で劇的な勝利を飾り、延岡がベスト8に進出した。