大会4日目、準々決勝第2試合。東京都代表の八雲学園と、高校総体準優勝の岐阜女子との、ベスト4をかけた注目の一戦。
第1ピリオド 両チーム共にマンツーマンディフェンスでスタート。岐阜女子#7ディヤイのゴール下シュートで岐阜が先制。対する八雲は#5奥山がジャンプシュートで決め返す。岐阜女子は#7のインサイドを中心に得点を重ねていく。八雲学園は#7吉田のポストアップ、さらに#6桐川、#8佐藤(陽)がスピードあふれるドライブで果敢に攻めていく。残り4分6-6同点。岐阜は#6石坂が3Pを決めると八雲も#6がゴール下で決め返す。残り2分、八雲#6が3Pを決め会場が盛り上がる。対する岐阜もすかさず#4石井がゴール下で落ち着いてシュートを沈め、両者一歩も譲らない。岐阜は八雲#7を徹底マークし、簡単にシュートを打たせない。対する八雲も、インサイドの寄りが早く、両者厳しいディフェンスで、11-14ロースコアで第1ピリオド終了。
第2ピリオド 岐阜#4が鮮やかなドライブからシュートを決め、11-16と八雲を引き離しにかかる。対する八雲も#8がドライブを2本連続で決め、岐阜に食らいつく。残り7分15-16で岐阜が1点リード。八雲のディフェンスは、インサイドの寄りを早くしていたが、岐阜がアウトサイドにボールをさばき、岐阜のシュートが決まりだす。八雲は果敢に攻めるが、岐阜の高さに阻まれ、思うように得点が伸びない。残り3分、岐阜#4のダブルクラッチのシュートが決まり、17-28点差が二桁になったところで、八雲がたまらずタイムアウト。流れを変えたい八雲は、#4佐藤(由)のリバウンドシュート、#5のジャンプシュート、さらに#4がジャンプシュートを決め、残り1分23-31と点差を縮めるも、終了間際、岐阜#4がスティールからレイアップシュートを決め、23-33岐阜が10点リードで前半を折り返す。
第3ピリオド 岐阜#4がジャンプシュートを決めると、八雲も#4が意地のリバウンドからシュートを決める。岐阜は#6のドライブ、#5藤田がジャンプシュートを立て続けに沈め、残り8分25-39と点差が開いたところで八雲がタイムアウト。なんとか追いつきたい八雲だが、岐阜の厳しいディフェンスに苦しみ、ミスが続く。残り5分、岐阜#4のドライブ、#7のリバウンドシュート、さらに#9玉置、#4、#5の速攻が3本連続で決まり、残り3分、25-50と岐阜が八雲を一気に突き放す。これ以上離されたくない八雲は、#4のジャンプシュート、#5の3P、さらに#7がリバウンドシュートを決め、追い上げを図るも、岐阜の#6が3P、#7がゴール下のタップシュートを落ち着いて沈め、点差が縮まらない。34-59岐阜が25点リードで最終ピリオドへ。
第4ピリオド なんとか追いつきたい八雲は、#4のジャンプシュート、#12奥野のドライブ、さらに残り4分には#7の待望の3Pが2本連続で決まり、必死に岐阜を追いかける。残り4分45-65岐阜がリード。さらに点差を縮めたい八雲は、積極的にアウトサイドのシュートを打っていくが、なかなかシュートが決まらない。対する岐阜は#8バイクンバのインサイドを中心に得点を重ねていく。八雲も#5のバスケットカウントなど、最後まで必死に追いかけるが、無念のタイムアップ。最終スコア51-69で、岐阜女子が八雲を振り切り、ベスト4進出を決めた。地元の大応援団がかけつけた中で、最後まで戦い抜いた八雲の選手達の健闘を讃えたい。