青森県代表・八戸学院光星と、宮崎県代表・延岡学園の対戦。初出場の八戸光星が、過去に優勝経験のある延岡に挑む。
第1ピリオド、両チーム共にマンツーマンディフェンスで試合開始。延岡は長身センター#5ママドゥのゴール下、#4水谷のドライブなど、インサイドを攻める。だが八戸光星は高さの劣勢をチームディフェンスでカバー。簡単にゴールを許さない。さらにオフェンスでは、#7駒沢のドライブ、#4佐々木、#14蛯名のランニングリバウンドなど、リングに向かって積極的に攻める姿勢が好プレイを生む。両者互角の第1ピリオド、21-21の同点。
第2ピリオド、八戸光星は#4、#10久保田が高さを恐れずドリブルでドライブを決める。対する延岡学園は高さを生かして、徹底的に#5のローポストで攻撃。そのローポストのディフェンスが収縮すると、今度は#8近藤が3Pを決めて、少しずつ流れは延岡に。残り4分59秒、25-35の場面で八戸光星がタイムアウト。これ以上離されたくない八戸光星だが、第1ピリオドのようにシュートを決めることができず、逆に点差が離れていく。八戸光星は#6木村が最後に3Pを決めるが、32-51で前半が終了した。
第3ピリオド、八戸光星は3-2ゾーンを行い、延岡のポストプレイに対抗する。しかし延岡は、ハイポストやショートコーナーにパスをつなぎながら上手に攻略。試合の流れは大きく変わらない。残り6分17秒、36-64で八戸光星がタイムアウト。八戸光星は#4が速攻を出して何とか試合をつなぐ。だが、延岡学園のマンツーマンディフェンスに隙がなく、苦しいシュートをさせてリバウンドを支配する。終盤、八戸光星は#7が3Pを決めるが、52-76で第3ピリオドが終了。
第4ピリオド、リードしている延岡は焦ることなく時間を使い、パスを回してノーマークを作る。一方、追いつきたい八戸光星は速い展開に持ち込む。#7のアシストから#6の速攻、そして再び#7の3Pと、大健闘の八戸光星。だが、延岡もシューターの#8や#13渡辺、#14榎田が要所で3Pを決めて主導権を渡さない。最後はオールコートプレスで粘る八戸光星だが、70-112の時点でタイムアップ。第2ピリオドに突き放した延岡学園が、その後も安定した試合運びで手堅く勝利し、3回戦進出を決めた。