昨日の1回戦、両チーム共に激戦を制し勢いに乗る注目の一戦。
第1ピリオド、両チームマンツーマンディフェンスでスタート。どちらも中に切り込ませないディフェンスを見せ、ロースコアの立ち上がりとなる。中盤、広島皆実の切り込ませないディフェンスに豊浦が攻め倦む間、広島皆実#11小川の速攻を中心に#5倉富#10深渡瀬のインサイドを絡めながら得点を重ね、試合を優位に進める。豊浦は広島皆実のディフェンスに外角のシュートのみによる6点に押さえられてしまう。
第2ピリオド序盤、広島皆実#12大道#9原の3Pで始まる。豊浦は#5の速攻で追撃を試みる。23-8としたところで豊浦1回目のタイムアウト。そこから豊浦は得意のチェンジングディフェンスで気を吐く。それに対して無理にリバウンドに絡んだ広島皆実#10が痛恨の3回目のファール。広島皆実たまらずタイムアウト。23-12。タイムアウト明け、豊浦の追撃の雰囲気を広島皆実#12が連続3Pで打破。#11のアシスト、#5のゴール下も続き、33-15と突き放す。豊浦2回目のタイムアウト。豊浦#4田中のジャンプシュートを決めるも、カバーの早い広島皆実のディフェンスを前にオフェンスのリズムがなかなか掴めない。41-22で試合を折り返す。
後半、先制は豊浦#5二見のジャンプシュート。そこからオールコートプレスでプレッシャーをかけ、スティールから速攻で点差を一気に詰める。43-28のところで広島皆実タイムアウト。広島皆実、嫌なムードの中#10バスケットカウントで流れを引き戻す。豊浦#10喜志永の連続3Pが決まると、ディフェンスも迫力を見せる。広島皆実が攻め倦む時間が増える。ここで点差をつめたい豊浦だが、ぎりぎりのところで広島皆実が踏ん張りを見せる。53-37で第3ピリオド終了。
最終ピリオド、一進一退の攻防が続く。残り8分のところで豊浦#4t田中の3Pで差を11点とする。広島皆実2回目のタイムアウト。タイムアウト中、広島皆実の大きな声援が送られ、この試合の大きな踏ん張りどころを迎える。タイムアウト明け、豊浦#4の気合いの3Pで差は8点に。勢いに乗る豊浦は#4の連続得点で差を4点に縮める。残り5分広島皆実#12が3Pを決めれば豊浦#10が決め返す目の離せない展開となる。広島皆実#11のトップスピードのドライブにより差を6点としたところで豊浦がタイムアウト。残り2:21、58-52。タイムアウト明け、豊浦#12が難しいシュートを決めるも、どうしても欲しいもう1本が取れない。激しい攻防が見られたこの試合は、ぎりぎりのところを守りきった広島皆実が60-54で2回戦を突破した。
最大19点あった点差を巻き返した豊浦の奮闘に大きな拍手が送られた。2回の激戦を制した広島皆実は勢いそのままに第1シードの福岡第一と激突する。