夏のインターハイ優勝の福岡第一と、前回大会ベスト4の中部大学第一の好カード。今夏のインターハイでも3回戦で対戦しており、その時は福岡が19点差で勝利している。速い展開の福岡に中部がリベンジできるか、興味は尽きない。
第1ピリオド、両チームマンツーマンディフェンス。立ち上がりは中部が#9坂本のドライブ、#7星野の3Pで先行、ディフェンスリバウンドから積極的に速攻を仕掛ける。福岡はハイピックから攻撃を仕掛け、外角シュートを狙う。残り5分、6対15中部リード。その後福岡が速攻を決め、残り3分には14対17とする。結局中部7点リードで終了。
第2ピリオド、福岡が速攻とミドルで先手をとり、#9古橋の3Pで25対23と逆転する。中部はタイムアウト後息を吹き返し、3Pなどで再逆転。スチールから速攻を決めて残り4分、25対31とリードする。福岡は中部の2-3ゾーンにミスを連発し、中部のペース。更に#9の活躍で点差を広げる。終盤福岡もプレスで7点差まで盛り返し、35対42と中部リードで前半終了。
第3ピリオド、福岡マンツー、中部ゾーンで開始。福岡はゾーンを攻略できず、焦りが見られる。中部は#8王がゴール下を頑張りポストプレーで得点する。更に相手ミスから速攻を決め、残り5分、44対55とリードする。福岡はタイムアウト後、オールコートのディフェンスで仕掛けるが、中部は冷静に対応。攻めてはドリブルスクリーンや#8のゴール下、#5タリキのアグレッシブなシュートで主導権を渡さない。福岡はミスも重なり苦しい展開となる。57対69で終了。
第4ピリオド、福岡が立ち上がりからプレスで連続ゴール。すぐに6点差とする。更に#5重冨の3Pとドライブで猛追し、残り7分で逆転。完全にペースを掴む。75対71で中部2回目のタイムアウト。その後も本来のリズムを取り戻した福岡は、外角シュートや速攻を小気味よく決め、中部の追い上げをかわす。最後は4点差で逃げ切った。
中部大学第一も終始健闘したゲームだったが、第4ピリオドにインターハイ優勝の福岡第一の意地に屈した。