Bコート第3試合、1回戦県立佐世保工業との戦いを、大接戦で制し勢いに乗りたい秋田県代表県立平成と194センチの大型ガードを擁する千葉県代表市立船橋との対戦。全国大会常連校の市立船橋に対し、初出場の平成がどう挑むか注目が集まる一戦。
第1ピリオド、先制点は市立船橋#7赤穂の3Pで始まるが、平成#5藤原が3Pを入れ返す。市立船橋は、高さ、速い展開から得点を量産していく。一方の平成は、立ち上がりから硬さがあり、思うように得点できない。7：38に1回目のタイムアウトを請求する。平成は落ち着きを取り戻し、#4三浦のレイアップ、#6大日向のミドルシュート、#5のドライブで9-15と食らいつく。その後も市立船橋は高さを活かし、バランスよくオフェンスを展開していく。19-28と市立船橋9点リードで第1ピリオドが終了する。
第2ピリオド、開始直後平成#7岸のミドルシュートが決まり21-28と7点差とするが、市立船橋#7、#13保泉の連続３P、#８相川のレイアップでリードを広げる。流れを変えたい平成は7：10に2回目のタイムアウト。追いつきたい平成だが、市立船橋も平成のディフェンスを切り崩し得点を重ねていく。市立船橋#8のドライブが決まり、27-47と20点差となりこのまま市立船橋ペースになるかと思われたが、平成はリバウンド、ルーズボールを頑張り何とか食らいついていく。終盤、市立船橋#5滝田の3Pで突き放すかと思われたが、平成#5が3Pを入れ返し、39-55と市立船橋16点リードで第2ピリオドが終了する。
第3ピリオド、市立船橋の連続得点で更にリードを広げる。踏ん張りたい平成だが、市立船橋の高さに中々得点を決められない。6：23タイムアウトで立て直しを図る。ディフェンスをオールコート2-2-1のゾーンディフェンスに変えプレッシャーをかけるが、市立船橋#13の連続得点で隙を与えない。その後も市立船橋ペースで試合が進む。平成はリバウンドルーズボールを頑張るものの、シュートが単発に決まるだけで苦しい展開。52-83で第3ピリオドが終了する。最後まで諦めず最終ピリオドに懸けたい平成。
第4ピリオド、平成はオールコート2-2-1のゾーンディフェンスでプレッシャーをかけるが、市立船橋は落ち着いてボールを運び流れを変えない。7：07平成2回目のタイムアウトで監督から檄が飛ぶ。平成#7の３Pで息を吹き返したかに思えたが、市立船橋は落ち着いて試合を運ぶ。3：46、平成3回目のタイムアウトで流れを取り戻したいところだが、市立船橋は控えメンバーでも落ち着いてボールを運び、得点を重ねていく。終盤、平成は#8の速攻からのバスケットカウント、相手のミスからの得点、#4のゴール下で最後の粘りを見せた。結局、74-107で市立船橋が全国大会上連衡の貫禄を見せて3回戦に駒を進めた。敗れた平成だが、最後まで諦めにリバウンド、ルーズボールをひたむきに取り組んでいた姿に感銘を受けた。