25日Dコート第2試合、和歌山県代表の和歌山信愛と千葉県代表の昭和の準々決勝進出をかけた戦い。
第1ピリオド、両チームのディフェンスはハーフコートマンツーマンから始まる。信愛は立ち上がりから、アウトサイド陣が奮起し得点を重ねていく。一方の昭和は、#8赤穂がターンシュート、#11星がレイアップシュートを決めるも、信愛の粘り強いディフェンスにターンオーバーが続く。残り6分37秒、11-4で昭和が1回目のタイムアウト。その後、昭和#5大塩、#12山下、#6佐古がシュートを決めるも、信愛も決め返し流れを渡さない。最後は昭和#6がブザービートで3Pを決めて、19-15、信愛の4点リードで第1ピリオド終了。
第2ピリオド、信愛#9矢田が昭和#8を徹底マークし抑え込み、攻めてはゴール下で力強くバスケットカウントを決める。その後も信愛の激しいディフェンスに苦しみ、思うようにオフェンスができない昭和は残り7分26秒、26-18で2回目のタイムアウト。昭和#6が2P、#11がパスカットからレイアップシュートを決めて、残り6分を切り26-22の4点差となり、信愛が1回目のタイムアウト。昭和のディフェンスが機能し始めると、流れは昭和に。昭和#5の2Pが決まり逆転すると、残り2分半、28-29で信愛2回目のタイムアウト。その後、両チーム速いオフェンスと激しいリバウンド争いとなり、信愛#4唐澤のアシストで#9がゴール下のシュートを決め、32-31、信愛が1点リードで第2ピリオド終了。
第3ピリオド、昭和は#8にボールを集めると、4連続でシュートを決めて勢いにのる。残り4分半、39-45で信愛のタイムアウト。信愛#4の3P、#5篠田の1on1で44-47に。追いつきたい信愛だが、ファールが増えてしまう。残り2分を切ったところで昭和#8のカットインがバスケットカウントとなり、勢いは昭和に。連続で#8が得点を重ね、残り時間が少なくなったところで#6の3Pが決まる。#8が10得点以上の活躍を見せて、48-57、昭和が9点リードで第3ピリオド終了。
第4ピリオド、ここまで粘り強くディフェンスしていた信愛の足が止まり始める。その隙に速いオフェンスを展開する昭和は、#11の3P、#6の2Pなど点差を広げる。残り5分半、55-69となり信愛が後半2回目のタイムアウト。信愛#5、#9がゴールに向かい9点差にすると、昭和#8がタップシュートを決めて、追い上げを許さない。前からプレッシャーをかけてボールを追いかける信愛だが、昭和の勢いは止まらず、残り1分47秒、63-47で信愛が最後のタイムアウト。昭和もシュートを決めさせまいと激しくディフェンスする。昭和が落ち着いてパスを回し、#11のブザービートで3Pが決まり、65-81で試合終了。
チーム最高身長175cmの和歌山信愛が粘り強くディフェンスし、高さと強さのある昭和を苦しめた。最後まで集中を切らさずに、走りきるバスケットは見事であった。昭和は、チームの要である#8にボールが入らない苦しい時間帯に、#5、#6を中心に攻めて、我慢強く流れを引き寄せた。最終的に16点差をつけて、準々決勝進出を決めた。