第1ピリオド、両チーム共にマンツーマンでスタートし、桜花#6赤木がドライブからのレイアップで先制。対する山形商は#5熊沢の3P、#6小鷹のドライブインで加点する。山形商は激しい当たりで桜花の攻撃を止めにかかる。桜花は相手のディフェンスに苦しい立ち上がりであったが、徐々にインサイドを支配し#7粟津のゴール下、#6のドライブインでリズムを取り戻そうとする。しかし山形商は#4佐藤のシュートで突き放しを許さず18-16、桜花のリードで終える。
第2ピリオド、立ち上がり桜花#6、#15藤本のシュートで山形商を突き放しにかかる。山形商は相手の高さに苦しいシュートを選び、得点が入らない。残り6分39秒、22-16となったところで山形商1回目のタイムアウト。山形商は開始から5分が経過してもフリースローで得た1点に留まり、残り4分36秒、2回目のタイムアウトを請求した。あけて一進一退の攻防が続き、山形商は徹底して相手のインサイド封じや、リバウンドルーズを果敢に行っている。その間に山形商は#8山田の3P、#7大川のシュートで追い上げをはかるが、桜花#4も徹底的なマークにあいながらも終盤にゴール下で連続得点し、30-22と桜花8点のリードで終了した。
第3ピリオド 桜花はインサイドにボールを集め、ファウルで得たフリースロー、ゴール下などで3連続得点したところで、たまらず山形商1回目のタイムアウト。山形商は#6が積極的にドライブインを試みるも相手の高さを攻略することが困難になっている。しかし、諦めずに攻め続け#6はバスケットカウントワンスローを決めるなど、気迫のこもったプレーを見せる。桜花は代わって入った#10梅沢がインサイドで攻撃し、加点する。47-27、桜花20点のリードとなったところで山形商は2回目のタイムアウトをとった。桜花はメンバーを大幅に代えフレッシュな選手が活躍する。その後山形商は#4のシュート、#5のブザービーターにより得点をのばし、60-35としたところで終了。
第4ピリオド、なんとか追いつきたい山形商だが、両者譲らずの展開となり、66-39となったところで最後のタイムアウトを請求した。オールコートディフェンスにより巻き返しをはかりたい山形商。桜花はそのプレッシャーを巧みにかわし、#11コナテがゴール下シュート、ドライブインなどから追加点を重ねる。山形商は前半、高校総体1位の桜花を30点に抑える激しいディフェンスを展開し、体、心の強さを存分に発揮するも、後半はペースが掴めない展開となった。桜花はメンバーを交代しながら層の厚さを十分にいかし、代わって入った選手の活躍もあり、前半相手の気迫に苦しみながらも88-41と快勝し、準々決勝進出を決めた。