1・2回戦で激戦を制した浜松開誠館と、試合の転換点で流れを制しシュートを決めてきた湯沢翔北との3回戦。
第1ピリオド、両チーム共オールコートマンツーマンでスタート。浜松開誠館#4陽本、気持ちのよい3Pが決まると、湯沢翔北#4加藤も綺麗なジャンプシュートで応酬する。浜松開誠館#8石田のミドルシュートがよく決まり、湯沢翔北は止めることができない。一方、湯沢翔北はよく動きパッシングでポストに合わせようとするが、浜松開誠館の厳しいディフェンスに攻めあぐむ。21-6で第1ピリオド終了。
第2ピリオド、湯沢翔北#5髙橋がフリースローを落ち着いて2本決めるところからスタートする。しかし、ペイントエリアのジャンプシュートを決めきれず、浜松開誠館ペースの展開が続く。互いに点数が入らない時間の中、湯沢翔北#5、#4のロングシュート、#5がスティールからレイアップを決めて一気に流れが湯沢翔北の方へ動く。25-13とリードは保っているものの残り4分35秒、浜松開誠館がタイムアウトを取り、立て直しを図る。しかし湯沢翔北がじわりじわりと追い上げる展開は変わらず、浜松開誠館にとって苦しい状況が続く。浜松開誠館#5栗田が3Pをねじ込み待望の加点をするものの28-21と7点差まで追いつかれ、前半を折り返す。
第3ピリオド、開始すぐ湯沢翔北#5が3Pを決め、続けて#7篠原のリバウンドから#4のジャンプシュートで28-26と僅差まで追い詰める。しかし浜松開誠館#8がバックドアーのプレイからバスケットカウントでフリースローを決め、もう1本シュートを決めると、浜松開誠館は落ち着いて本来の勢いを取り戻す。その後は一進一退の攻防を繰り広げるが、残り2分09秒、35-31で湯沢翔北がタイムアウトを取る。息を吹き返した浜松開誠館の勢いは止まらず41-33、8点差で第3ピリオドを終える。
第4ピリオド、互いに積極的にリングに向かうも、激しさを増したディフェンスを前に得点を重ねることができない。打つシュートは3Pが多くなり、浜松開誠館#4、#10石牧、湯沢翔北#5が確実に決めていく。浜松開誠館#8が華麗な1対1で連続得点を決めた、残り2分50秒、湯沢翔北がタイムアウトを取る。その後、湯沢翔北のディフェンスは激しさを増し、巻き返しを図るが、そのプレッシャーに全く動じず、コートを駆け回った浜松開誠館が勝利した。58-43とリードを広げて、準々決勝へ駒を進めた。