Bコート第7試合、男子1回戦、富山県代表県立富山工業と徳島県代表県立鳴門渦潮の初出場同士の対戦。どちらがウィンターカップ初勝利となるのか、楽しみな試合である。
第1ピリオド、両チーム共にマンツーマンでスタート。初得点は富山工業#5飴谷のミドルシュートで始まる。続いて#4尾崎の3Pが決まり幸先の良いスタートを切る。一方の鳴門渦潮、初出場の緊張からか、なかなか思うように得点が出来ない。代わる代わるメンバーを変え、リズムを掴もうとするがリズムを掴めないまま、時間だけが経過する。その隙に富山工業は、得点し12-4とロースコアながら8点リードして第1ピリオドが終了する。
第2ピリオド、富山工業#5のミドルシュートが決まり14-4と10点差とするが、鳴門渦潮#8井上が入れ返し点差を一桁に戻す。その後鳴門渦潮は落ち着きを取り戻し、徐々に点差を縮めていく。富山工業の#6橋本の3Pで22-17となったが、鳴門渦潮#7多田が負けじと3Pと入れ返し、22-20と2点差まで詰め寄ったが、そこから富山工業の#6のフリースロー、#9三山のリバウンドシュート、#7平崎のスティール、#10千保のゴール下と連続得点で30-20と10点差をつけて第2ピリオドが終了する。
第3ピリオド、富山工業は突き放したいところ、鳴門渦潮は追いつきたいところだが、お互いシュートが決まらない。6分01秒、鳴門渦潮#11赤葉のバスケットカウントが決まり、31-24となるが、ファウルの時に負傷しベンチに下がる。代わった#5濱口がフリースローをきっちり決めて31-25、#8も決めて31-27と4点差まで詰める。流れは鳴門渦潮に傾きかけたが、富山工業#5の連続得点で再び10点差とする。#9のバスケットカウントも決まり、39-27となったところで鳴門渦潮、堪らず2回目のタイムアウト。#5の3Pで39-30の9点差とするが、終盤富山工業#10のバスケットカウントが決まり、42-30で第3ピリオドが終了する。
第4ピリオド、鳴門渦潮が点差を一桁にすれば、富山工業が二桁に戻す展開。試合が動いたのが5分39秒、富山工業2回目のタイムアウト後、鳴門渦潮#8、#9森のドライブが連続して決まり48-43、点差は5点となる。富山工業#5がゴール下を決めて50-43と7点差とするが、鳴門渦潮#8のミドルシュート、#7がゴール下で捻じ込み50-47と3点差まで詰める。しかし、富山工業#8浜子が2本連続してシュートを決めて54-47と再び点差を離す。鳴門渦潮は最後まで諦めずプレッシャーを懸けるが点差は縮められず、結局54-47で初出場対決は富山工業が勝利し2回戦に駒を進めた。