24日大会2日目、Cコート第4試合は和歌山信愛(和歌山)と土浦日本大学(茨城)の対戦。信愛は今大会初戦となる。 第1ピリオド、両チームディフェンスはマンツーマン。両チームとも長身の選手がスタメンに名を連ねておらず、よく走りよく守り一進一退の攻防が続く。信愛はガードの#4唐澤が攻撃の起点となり、複数のアシストを演出。自身も11得点の活躍を見せる。一方土浦日大も、積極的にリバウンドに飛び込み、セカンドチャンスを#7児玉、#5福元などがねじ込む。27-17の信愛10点リードで第1ピリオドを終了。 第2ピリオド、土浦日大はディフェンスをゾーンに切り替える。しかし信愛は冷静なオフェンスを組み立て、#6成田の3Pを含む7得点の活躍でリードを広げる。流れに乗り切れない土浦日大は、残り6分41秒で前半1回目のタイムアウトをとり、巻き返しを図る。ディフェンスをマンツーマンに戻すと、#4青木の3P、#6大久保の速攻で得点する。しかし流れに乗りかけたところでターンオーバーを犯してしまい、信愛#4に連続得点を許してしまう。土浦日大は残り1分15秒で前半2回目のタイムアウトを請求。その後#6の3P、#7の速攻が決まり、後半に繋げることに成功する。46-31の信愛15点リードで前半終了。 第3ピリオド、序盤のような激しいプレッシャーのかけ合いとなるが、土浦日大は#7の連続5得点で流れに乗ると、#4、#6の3Pも決まり9点差に詰め寄る。残り6分05秒、信愛は後半1回目のタイムアウトを取り、選手は落ち着きを取り戻すが、土浦日大は#7の1対1などで得点を伸ばし掴んだ流れを渡さない。しかし、ルーズボール時の接触で土浦日大#7が負傷により一旦ベンチに退くアクシデントが起こる。するとすかさず信愛#4がドライブで得点し、重たかった雰囲気を一変させる。ここからはお互い我慢比べが続き、59-51の信愛8点リードでいざ最終ピリオドへ。 第4ピリオド、先に流れに乗ったのは土浦日大。#7が積極的に1対1を仕掛け得点する。中でも#7のドライブから#15廣瀬への絶妙な合わせが決まり5点差とする。しかし、負けじと信愛も#6がジャンプシュートを決め返す。手に汗握る展開が続き、先に動いたのは土浦日大ベンチ。残り4分43秒で後半2回目のタイムアウトを取る。ディフェンスを修正すると、その後土浦日大#6の3Pが決まり、たまらず信愛ベンチもタイムアウトを請求。残り3分45秒で3点リードの場面である。直後に土浦日大#7にターンシュートを決められてしまうが、信愛#6がドライブ、ジャンプシュートと決め返し5点差とする。残り59秒、土浦日大ベンチは最後のタイムアウトを取り、オフェンスの作り方とファウルゲームの必要性を確認し、選手をコートへ送り出す。最後まで必死に食らいつき頑張りを見せたが、信愛はチームファウルで獲得したフリースローをきっちりと決め勝負あり。最終スコア74-64で信愛が3回戦へと駒を進めた。敗れはしたものの、15点ビハインドを終盤に跳ね返して見せた土浦日大の健闘に拍手を送りたい。