24日大会2日目、Cコート第2試合は聖和学園(宮城)と岐阜女子(高校総体2位)の対戦。昨日勝ち上がっての聖和に対し、シードである岐阜女は大会初戦となる。
第1ピリオド、両チームマンツーマンディフェンスで入る。聖和は岐阜女#7ディヤイのインサイドにボールを入れさせないようボールマンへのプレッシャーを強め、中にボールが入った際には徹底的に寄る。その中でも、岐阜女は#7がリバウンドからのゴール下で先制点をあげる。聖和も#8鈴木のジャンプシュート、#5田村のレイアップで連続得点し、#4阿部のフリースローなどで得点する。岐阜女は#7から#8バイクンバへメンバーチェンジすると、ゴール下で奮闘し得点を量産。一進一退の攻防が続く。聖和は#8の3Pが2本決まるなどリズム良くオフェンスを組み立て、23-19の4点リードで第1ピリオドを終える。
第2ピリオド、個人ファウル3つで一時ベンチに下がった聖和#17今野が再びコートに戻り、3Pを沈める。一方岐阜女はインサイド#7へボールが集まるようになり、フリースローやゴール下のシュートで得点する。修正を図りたい聖和は残り6分40秒、1回目のタイムアウトを取るが、岐阜女#7のインサイドをなかなか止められない。オフェンスでも高さに対して攻めあぐね、思うように組み立てられず得点が伸びない。このピリオドは岐阜女の流れで試合が進み、31-36の岐阜女5点リードで前半が終了する。
第3ピリオド、流れは変わらず岐阜女が得点を伸ばす。#6石坂の3P、#10小野のリバウンドシュート、#7のゴール下など連続で得点する。乗り切れない聖和は5分48秒で後半1回目のタイムアウト。その後は#17の1対1でのバスケットカウント、#8のドライブ、#5田村のバスケットカウントのプレイなどで必死に食い下がるも、岐阜女はインサイドを中心に冷静に得点を重ねリードを広げる。43-62の岐阜女19点リードで最終ピリオドへ。
第4ピリオド、岐阜女の展開が速くなり、#7のゴール下、#6のドライブ、#4石井の3Pと連続で得点する。対する聖和も#5のジャンプシュート、#17のドライブで得点し意地を見せる。聖和は残り6分46秒で2回目のタイムアウトを取り、プレスディフェンスを指示、必死に脚を動かしプレッシャーをかける。岐阜女ガード#9玉置の冷静なボール運びでボールこそ奪えないものの、聖和は気持ちの入ったプレイで底力を見せ、#5、#6天江、#4が得点する。最後の最後まで粘りのあるディフェンスとスピーディーなオフェンスで岐阜女を苦しめるも、ここでタイムアップ。最終スコア59-82で岐阜女が3回戦へ駒を進めた。