24日Aコート第1試合は、埼玉県代表、白のユニフォームの埼玉栄と、大阪府代表、赤のユニフォームの大阪薫英女学院との対戦。
第1ピリオド、両チームハーフマンツーで始まる。エンドスローから薫英#5高原が決めれば、栄は#11神山のドライブ、バスケットボールカウントで3点を取る。薫英#5が得点を重ねると、栄は#9石川、#5梶原のハイローで対抗するがリングに嫌われる。#9のブロックショットなどで薫英の攻めを止めながらも、思うように攻められずに残り4分31秒で栄のタイムアウト。タイムアウト後、栄は#11の3Pで流れに乗りたいところ、薫英も#5、#11梅田のドライブで点を伸ばす。栄は速攻を成功させ対抗するが、12-24で終了。
第2ピリオドは、薫英#5、#6峰晴、#11のシュートで着実に加点していく一方、栄はミスが続き、#7吉田の3Pでしのぐがリズムが作れず残り7分41秒タイムアウト。ディフェンスを2-3ゾーンに変え、薫英のオフェンスリズムを崩しにかかる。積極的にダブルチームを仕掛けるものの、薫英はリズムを崩しながらもシュートをしっかり沈めてくる。薫英はラストショットが決まるがオフェンスリズムが悪くなり、残り2分19秒でタイムアウト。その後ペイントのジャンプショットを決め、得点を伸ばし、29-49で後半へ。
第3ピリオドは、得点差を縮めたい栄がゾーンを大きく張り、ダブルチームを仕掛けボールを奪って#11がシュートを決め、流れにのりたいところ。逆にリードを広げたい薫栄も、思うように点を取れず中盤まで3点におさえられる。膠着したゲームとなり、我慢比べの時間帯が続く。何とか追いつきたい栄がタイムアウトを残り5分8秒で取り、巻き返しを図る。が、薫英の#4金田の落ち着いたリードとゴール下シュート、#17鈴木の3Pに阻まれる。栄も#5、#7、#9の見事な合わせ、#9の鋭いカットで得点を奪い、初めての同点ピリオドとなるが44-64で最終ピリオドへ。
第4ピリオドは、栄が得点後2-2-1のオールコートゾーンプレスを仕掛け、連続得点を狙い、49-66に得点を縮める。薫英は、栄のダブルチームを仕掛けるゾーンディフェンスに苦しみながらも#5のジャンプショットで対抗。差を縮めたい栄もミスからシュートチャンスを潰してなかなか得点が伸びないところ、薫英の#17の連続3Pに差を広げられる。栄は最後まであきらめずにディフェンスを頑張り続けたが、シュート力で上回る薫英を捉えることはできなかった。薫英のシュート力と落ち着いた試合運びが印象に残った試合であった。57-86で薫英が3回戦に駒を進めた。