第1ピリオド、立ち上がり富士学苑は#6三枝、#4別所のシュートにより幸先良く得点を重ねる。一方、岐阜商業は相手の激しいディフェンスにあい、#12梅本のシュートだけと苦しい状況が続き9-2となったところで岐阜商業1回目のタイムアウト。タイムアウト後、岐阜商業はゾーンディフェンスにかえ、#18山本、#12のシュートで追い上げる。富士学苑も#4のバスケットカウントワンスローや、#5戸澤の得点により追い上げを許さない。その後互いにシュートを放つも、思うように得点が伸びず、21-13富士学苑のリードで終了。
第2ピリオド、富士学苑は#5、#7佐藤の3Pで得点を重ねるが、対する岐阜商業も#7小森の3Pで応戦する。しかし、岐阜商業がターンオーバーし、それをそのままカットした富士学苑#5がレイアップシュートに持ち込み主導権を譲らない。残り4分28秒、33-20となったところで岐阜商業2回目のタイムアウトを請求した。富士学苑もなかなかリズムが掴むことができず、残り3分20秒、タイムアウトを請求。タイムアウトあけ、岐阜商業#12がカウントワンスローを決め33-23とし、両チームとも機動力をいかしてショットを放つも決まらず、富士学苑#6、岐阜商業#18がゴール下を決めあい35-25富士学苑10点リードで終了。
第3ピリオド開始から互いに譲らずのゲーム展開が続き、残り5分23秒、39-30となったところで富士学苑タイムアウト。リズムを掴みたい富士学苑であったが、タイムアウト後、岐阜商業のゾーンデイフェンスが功を奏し富士学苑にターンオーバーが続く。岐阜商業は#6大川の3Pなど着実に得点を重ね、終盤39-39と同点に追いついた。相手の虚をつく岐阜商業の作戦に富士学苑の得点が伸びなかったが、#6のブザービーターにより41-39、富士学苑のリードで終了。
第4ピリオド、富士学苑#8今井、#5の連続3Pによる立ち上がり。たまらず岐阜商業タイムアウト。岐阜商業も#12がフリースローを決めるがあとが続かず、残り5分30秒、岐阜商業2度目のタイムアウト。富士学苑も#7、#5の得点によりリードを広げるきっかけを掴みたい。残り3分51秒、52-42としたところで富士学苑2回目タイムアウト。岐阜商業は高さのある富士学苑に苦しめられたが、機動力を存分に発揮したゾーンディフェンスとリバンドルーズにも果敢に飛び込み、縦横無尽にコートを駆け抜けた。富士学苑も一度は同点にされながらも、フィジカルの強さと高さを生かし、#4の落ち着いたゲーム運びによりリードを広げ、60-44で勝利し、富士学苑が2回戦進出を果たした。最後まで全力で戦い抜いた両チームを称えたい。