大会初日Cコート第4試合、県立松江商業(島根)と滋賀短期大学附属(滋賀)との対戦。両チーム、ディフェンスはマンツーマンで入る。立ち上がりは両チームとも重たい展開。よく守り、相手オフェンスを単調なシュートで終わらせ、およそ2分半無得点が続く。最初の得点は松江商#13椿の果敢なドライブでもらったフリースロー。きっちりと2本を決める。その後松江商は#4足立の3Pやジャンプシュート、#11宍戸のジャンプシュートで得点する。一方滋賀短大も、#4櫻井の3P、#11西岡のミドルシュート、#14高木のゴール下などで得点する。16-10の松江商6点リードで第1ピリオド終了。
第2ピリオド、お互い外角のシュートがリングに嫌われ、ロースコアな展開が続く。滋賀短大#14が積極的にリバウンドに行きそのままゴール下を決めると、すぐさま松江商#13がドライブで決め返す。インサイドの起点になっていた滋賀短大#5田畑がハイポストから1対1を決めるが、その後のポジション争いのプレイでオフェンスファウルの判定、一端ベンチに退く。滋賀短大は#11のリバウンドシュート、#4の速攻で連続得点1点差にまで詰め寄ると、松江商ベンチは1回目のタイムアウトを請求。その後も守り合いの我慢比べが続き、残り1分が過ぎたところで松江商#5犬山の3Pが決まる。そのまま前半が終了し、24-20で松江商が4点のリード。
第3ピリオド、コートに戻った滋賀短大#5が速攻からのジャンプシュート、ターンシュートを連続で決め同点となる。すぐに松江商#7野津がジャンプシュートを決め返すが、滋賀短大も#9有馬がジャンプシュートを決める。滋賀短大#10大林が3Pを決めたところで逆転に成功するも、松江商は#11のドライブ、#6土佐のスティールからのレイアップや#5のジャンプシュートなど連続得点し、残り3分37秒8点差となったところで滋賀短大は後半1回目のタイムアウト。しかし、流れに乗った松江商は#4がこのピリオド2本の3Pを決め引き離しに成功する。47-33の松江商14点リードで最終ピリオドへ。
第4ピリオド、巧みなステップワークから滋賀短大#5がバスケットカウントのプレイ。ディフェンスもゾーンに切り替え、反撃の狼煙を上げる。#14もジャンプシュートを決め、さらに#4がシュートファウルをもらったところで、松江商は後半1回目のタイムアウトを取り、修正を図る。しかし流れは変わらず、松江商は5分間無得点が続く。その間滋賀短大は#11の3P、#5のポストプレイで得点を重ね、4点差とする。その後も得点を重ね、残り2分強、滋賀短大#4の3Pが決まり逆転に成功する。しかし、次のプレイで松江商は冷静に#5がジャンプシュートを決めすぐさま同点。その後は手に汗握る一進一退の攻防が続く中、#6が力強いボールキープでファウルを誘い、チームファウルで獲得したフリースローを1本決め53-52。その後も松江商はフリースローを得て#4が1本決めると、残り5秒のところで滋賀短大がタイムアウト、スローインラインからの最後のオフェンスを指示する。松江商は3Pを警戒して広く守ったところ、滋賀短大の選択は#5のインサイド。しかし最後のシュートはリングに嫌われ試合終了のブザー。最終スコア54-52で、松江商が2回戦へ駒を進めた。